ネックストラップをオリジナルで作成。吊り下げ名札の製作

ホットストラップ店長日記

2016年7月13日

白抜き印刷のコツ。フルカラー昇華転写ネックストラップ

白抜き印刷。フルカラー昇華転写

線幅0.2mmで印刷した例。白抜き部分が痩せてしまい、ほとんど見えません。

 

【上の写真の仕様】

フルカラー昇華転写

15mm幅

黒地に、『MEDICAL SCHOOL・・・』の部分が、線の幅約0.19mmで印刷

 

【問題点】

写真では、MEDICAL SCHOOLの部分は、かすかに見えますが、実際には周囲の黒色の影響で、文字が痩せてしまい、ほとんど見えません。

 

【デザインのコツ】

スクリーン印刷の場合と異なり、フルカラー昇華転写印刷は、白抜き印刷の場合、白抜き文字の線幅を太くしてください。具体的には、線幅0.3mm以上が理想です。黒地に白抜き、紺色に白抜き、赤色に白抜き、これら全ての場合で文字が痩せてしまいます。線幅0.3mmでご入稿頂いても、実際の仕上がは、それよりも細く見えてしまいます。

2016年6月27日

ネックストラップ紐への、シルクスクリーン印刷の精度について

ネックストラップ紐(ポリエステル紐でも、ナイロン紐でも)に、シルクスクリーン印刷(白色とか黒色とかで印刷することが一般的)する場合、再現可能な最低線幅は0.2mmですよということは、いろいろな所に記載しています。

0.2㎜の線幅と言われても、なかなか想像できないかも知れませんので、1つ製品の写真を掲載します。この写真は、拡大して見てください。20mm幅ネックストラップに、4色(白色、黒色、灰色、青色)でシルクスクリーン印刷しています。一番外側の飛行機の輪郭線が、0.2mmの線幅です。0.2㎜の線幅が確保できれば、一見しておかしくない程度に印刷できます。

0.2㎜の線幅が問題になることが多いのは、イベント等で使用するネックストラップのロゴマーク部分(学校の校章、イベントのシンボルマーク等)です。ロゴマークであるがゆえに、部分的な修正ができないからです。

写真はクリックして、拡大後ご確認頂くと、良く分かります。

ポリエステル製ネックストラップに、オリジナルシルクスクリーン印刷した場合の、最低印刷線幅0.2mmの実例。

ポリエステル製ネックストラップに、オリジナルシルクスクリーン印刷した場合の、最低印刷線幅0.2mmの実例。

 

2016年6月22日

昇華転写印刷ネックストラップの解像度別比較。300dpi, 600dpi, 900dpi, 1200dpi

ネックストラップに、フルカラー印刷(昇華転写印刷)をする場合、AI(イラストレータデータ)にてご入稿頂いた場合でも、CMYKのベクターデータに変換する必要があります。又、フルカラー印刷のネックストラップでは、AIデータではなく、最初からラスタデータでご入稿されるお客様もいらっしゃいます。

 

その際、問題になるのは、デザインデータの解像度です。

 

今回同一のデザインを、解像度を変えて、どの程度印刷精度に影響するかのテストを致しました。

テスト結果の画像は、下側から300DPI、600DPI、900DPI、1,200DPIの4種類です。

どのデータも一見同じように見えますが、クリックして拡大表示して頂きますと、違いが良く分かります。

やはり、解像度は最低でも、300DPIは必要です。600DPI、900DPIとだんだんシャープさが増していきますが、1,200DPIでは、900DPIとあまり変わりません。ホットストラップでは、800DPI程度が良いのではないかと考えています。イラストレータのデータの場合、1,000DPI以上に変換することが、PCのメモリの制約で難しい場合がありますので、あまり大きな解像度はお勧めしません。

 

 

(各画像は、クリックして拡大表示できます。)

昇華転写印刷ネックストラップの解像度別比較。300dpi, 600dpi, 900dpi, 1200dpi

昇華転写印刷ネックストラップの解像度別比較。300dpi, 600dpi, 900dpi, 1200dpi

昇華転写印刷ネックストラップの解像度別比較。300dpi, 600dpi, 900dpi, 1200dpi

昇華転写印刷ネックストラップの解像度別比較。300dpi, 600dpi, 900dpi, 1200dpi

昇華転写印刷ネックストラップの解像度別比較。300dpi, 600dpi, 900dpi, 1200dpi

昇華転写印刷ネックストラップの解像度別比較。300dpi, 600dpi, 900dpi, 1200dpi

2015年11月6日

潰れない印刷の為の最低線幅。フルカラー印刷の場合

Q)ネックストラップ紐への印刷は、どの程度細い線まで印刷できるのでしょうか?フルカラー印刷の場合で、最低線幅があれば、教えてください。

 

A)原則と致しまして、0.25mm以上の線幅が必要です。フルカラー印刷は、白色無地のネックストラップ紐に、昇華転写という方法で、図柄を印刷致します。最初から、赤色や青色のネックストラップ紐に印刷する訳ではございません。

 

①印刷線の場合

 

ネックストラップ昇華転写印刷の最低線幅の説明です

ネックストラップ昇華転写印刷の最低線幅の説明です

 

この図は、『三重県』の『重』の漢字を、フルカラー印刷で、黄色地に黒色で印刷した場合の例です。シルクスクリーン印刷より若干太い、0.25mm以上の線幅でお願いしております。

 

 

 

 

 

 

②黒地や紺地から、白色文字をくり抜く(白抜き)場合

 

昇華転写フルカラー最低線幅_白抜きの説明です

昇華転写フルカラー最低線幅_白抜きの説明です

 

黒色や紺にような濃い色の下地から、白色文字をくり抜いて名入れする(白抜き)場合、注意が必要です。0.3mm以上の線幅が無い場合、印刷がほとんど見えなくなってしまいます。ご入稿データ上では、問題無く見えていても、転写印刷の特性上、濃い色のインクが、薄い色の方に浸食しますので、最低0.3mm以上の線幅を確保して下さい。白抜き文字は、ご入稿データで確認するよりも痩せて仕上がります。

2015年11月5日

潰れない印刷の為の最低線幅。スクリーン印刷の場合

Q)ネックストラップ紐へのオリジナルロゴ印刷は、どの程度細い線まで印刷できるのでしょうか?最低線幅があれば、教えてください。

 

A)原則と致しまして、印刷方法がシルクスクリーン印刷の場合、0.2mm以上の線幅が必要です。下記に表現方法の違いによる、最低線幅を記載致します。フルカラー印刷の場合の必要な最低線幅に関する情報は、こちらでご確認下さい。

 

①印刷線の場合

 

ネックストラップへのシルク印刷最低線幅も説明です

ネックストラップへのシルク印刷最低線幅も説明です

 

『三重県』の『重』の漢字を参考に説明致します。実線の太さが0.2mm以上になるようにしてください。又、実線と実線で囲まれた部分は、0.25mm以上空間を空けてください。

 

線幅が0.2mmより細い場合、印刷の擦れもしくは、対象部分が全く印刷されない可能性があります。

実線で囲まれた空間は、潰れを防ぐ為、0.25mm以上空けて下さい。

 

 

 

 

②印刷部分からくり抜かれた、白抜きの場合

ネックストラップへのシルク印刷最低線幅抜きの場合の説明です

ネックストラップへのシルク印刷最低線幅抜きの場合の説明です

 

この例は、青色紐に、白色をベタ塗りし、『重』という漢字をくり抜きで表現した場合です。上記①の実線の場合よりも、更に太い0.25㎜以上の線が必要です。0.25㎜未満の場合、抜きが不十分となり文字が読みにくくなります。

2015年4月24日

縞模様のネックストラップを効果的に作成する方法

ネックストラップを完全オリジナルで製作する場合、縞模様(ストライプ)を出したいとうことがあります。その実現方法には、幾つかございますが、今回は2つの方法を紹介します。

 

①単色無地ネックストラップに、スクリーン印刷で縞模様を印刷する方法

 

下の写真の黒地ネックストラップに、白色ストライプ印刷の例がこれにあたります。

 

・ネックストラップ紐の幅方向、上下2mmは、スクリーン印刷の対象外となります。従ってこの例のように、紐の幅方向の両端は、黒色となります。

・スクリーン印刷ですので、版型が必要です。版型の切れ目が、若干ですが、良く見ると分かります。下段の拡大写真がその例です。

 

平織ネックストラップスクリーン印刷縞模様

平織ネックストラップスクリーン印刷縞模様

 

平織ネックストラップスクリーン印刷縞模様

平織ネックストラップスクリーン印刷縞模様

 

 

②オリジナルのネックストラップ紐を織る方法

 

下の2枚の写真のように、指定されたストライプが実現できるように、ネックストラップ紐を織ってしまう方法が効果的です。各色の幅を指定して頂くと、その通りに紐を織ります。下の2枚の写真は、ポリエステル紐平織の例です。300本以上のご注文から製作可能です。通常の平織ネックストラップの製作料金と異なりますので、詳しくはお問合わせ下さい。

 

平織ネックストラップ縞模様

平織ネックストラップ縞模様

平織ネックストラップ縞模様

平織ネックストラップ縞模様

2015年4月17日

フルカラー(昇華転写)ネックストラップでストライプ(帯状)のデザインの場合

オリジナルフルカラーネックストラップは、グラデーション等、複雑な模様も表現できることが特長のネックストラップです。しかしながら、下の写真のように、ストラップ紐の両側が帯状になっているデザインは苦手です。上下の帯の太さ(高さ)を均一にすることが難しく、製品によってこの太さがばらつく傾向があります。

 

そのばらつきは結構大きく、お客様によっては許容頂けません。

 

ご注文本数が多い場合(概ね5,000本以上)、別の方法で製作します。下図のネックストラップは、まず、両端が灰色で中央部分が白色のネックストラップを平織で作成してしまいます。オリジナルデザインでストラップ紐を編みますので、灰色部分の幅は均一になります。ちなみに、この紐はポリエステルです。その後、昇華転写印刷で、『Week 2014』の部分を印刷しています。オリジナル編みのネックストラップに、フルカラー印刷をすることもできますので、ご相談下さい。

オリジナルフルカラースックストラップ両端帯状

オリジナルフルカラースックストラップ両端帯状

2015年4月14日

フルカラー(昇華転写)ネックストラップのご入稿データ作成のコツ

フルカラー(昇華転写)ネックストラップは、グラデーションや写真のような多色のデータでも、オリジナルプリントが可能です。しかしながら、データのサイズが大きくなることが多く、メールボックスの容量を越えてしまうこともしばしば。そこで、ご入稿データのコツを記載致しますので、参考になさって下さい。

 

 

1)データのラスタライズ

通常ご入稿データは、アウトライン化した、アドビイラストレータのデータをお送り頂いております。しかしながらパスの多いデータは、データ容量が大きくなる傾向があるだけでなく、印刷時のトラブルも多い為、ラスタライズ(データをラスタデータに変換すること)をお願いしております。

 

2)ハッキリ見せたい企業ロゴや会社ロゴの太さは0.5mm以上で

フルカラーネックストラップは、その他のネックストラップのオリジナル印刷と全く異なる印刷方法で作成されます。まず、印刷したい内容を転写用紙という紙に印刷します。その紙に熱をかけ、紙に印刷された内容を白色無地のネックストラップに転写します。昇華転写とは、紙に印刷された固体のインクを昇華(気化)させて、ストラップ紐に写しますという意味です。直接紐に印刷しないので、印刷の精度は、スクリーン印刷よりも劣ります。下のBusinessという文字は、上段が線幅0.5mmくらい、下段が0.2mmくらいです。線幅が細いと、文字色が周辺の色に影響されてしまいます。又、ロゴの周りに影などかついている場合も、必ず外して下さい。

フルカラーネックストラップ(昇華転写)印刷精度

フルカラーネックストラップ(昇華転写)印刷精度

 

3)解像度は最低でも、300dpi以上で

スクリーン印刷のネックストラップはオリジナル型を製作します。型の製作前に、弊社で必ずデータの確認を行います。しかしながら、フルカラーネックストラップは、オリジナルで製作できますが、型を作成しません。お客様からお送り頂いたデータがそのまま印刷されます。解像度の悪いデータでご入稿頂くと、パソコン画面上では問題が無くても、出来上がった製品の印刷は綺麗に仕上がりません。綺麗な印刷に仕上げるには、必ず印刷の解像度を最低でも、300dpi以上にしてください。

4)デザインテンプレート

オリジナルフルカラーネックストラップ用のデザインテンプレートはこちらをご利用下さい。

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