納期を短縮するためにできる4つの工夫
「展示会の日程が迫っており、急いでネックストラップを作りたい!少しでも納期を短縮する方法はある?」
「差し迫る新年度に向けてネックストラップを作りたいのに、社内の意見がまとまらずデザインがまだ決まらない…。急ぎなのに、どうしよう」
オリジナルネックストラップ製作にあたり、こんな悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ホットストラップでは、基本的に製作期間は決まっており、工場での生産に要する時間や配送期間を削減することは難しいのが実情です。
「じゃあ、自分だちではどうすることもできないの?」
いえ、実はそんなことはありません。
納期を最短にするために、ホットストラップは以下のことをお客様にお願いしております。
可能な範囲でご協力いただくことで、生産に取り掛かる時間を早めることができるほか、認識違い等による作り直しの手間と時間を省くことが可能となります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.デザインを早めに決める
ホットストラップのWEBサイトに記載している納期は、「デザイン確定」および「お客様による入金の確認」が完了した時点からの日数です。
デザインの確定が早ければ早いほど、早く生産を開始することができるのです。
デザインに関する調整には、少なくとも1〜2営業日は要しますので、お客様にはなるべく早い段階でのデザインのご提出をお願いしております。
デザインを受け取ってからが、営業担当者(プロ)の腕の見せ所。豊富な経験を持つ製作会社であれば「デザインを製品に落とし込む際に懸念されること」や「より綺麗に印刷できる方法」などを事前にご提案することができます。
例えば「この線は細すぎて、印刷すると潰れてしまうので、もっと太くした方が良い」「黒のベース色に白色の文字は、逆の配色に比べ細くなりやすい」などです。納期に時間がかかってしまう要因の一つとして「作り直し」が挙げられます。試作品を見て「イメージと違う」と思い作り直した場合、1週間ほどプラスでかかってしまいます。それを防ぐためにも、事前にデザインの調整を丁寧に行っていただくことをおすすめしています。
2.色合いの認識を営業担当者と合わせておく
実はホットストラップでは、「作り直し」の約8割は色の認識違いによるものです。
PCやスマホなどのモニター画面で表現される色の幅は、実際私たちが目で見て認識できる色の幅よりずっと広いと言われています。
そのため、モニター上で「この色にしよう!」と思っても、実際に印刷した実物を見ると「あれ?なんだかイメージが違う…」と感じてしまうことが多いのです。
同じPCであっても、使っているブラウザやソフトによっても見え方が異なりますし、希望の色を撮影して写真を見せていただいた場合も、完全な認識の一致は難しいでしょう。同じ写真でも、スマホによってはまったく異なる色合いに見えることがあるためです。
このように、モニター上での色の認識合わせは非常に困難なのですが、それではどうすれば良いのでしょうか?
一つは、郵送でも良いので、実物を見せていただくことです。受け取った営業担当者は、(直射日光に触れると色合いが変化して見えるため)蛍光灯下でその色を確認し、印刷で使用する色を決定します。
それでもご不安な場合は、受け取った色をもとに、候補となるパントーンチップ(色見本)を複数お送りしますので、その中から一番イメージに近いものをお選びいただくことも可能です。
もう一つは、もしお手元にPANTONEやDIC(色見本帳)があれば、色番号でご指定いただくと、かなり確実です。
PANTONE/DICは、世界共通の色見本帳なので、弊社でも東京の本社から中国の工場に色を伝える場合には、この色番号を利用しています。
グラデーションの場合には「一番薄い色はこの番号、一番濃い色はこの番号」とご指定いただけると認識のずれが起こりにくくなります。
このように色合いの認識を製作会社と一致させておくことで、「作り直し」のリスクを大幅に減らすことができるのです。
3.試作品を複数作る
デザインの調整や色合いの認識合わせに力を注いでも、「試作品を見たらやっぱりイメージと違った」と思ってしまう可能性はゼロではありません。
前述の通り、作り直しには1週間ほどかかってしまいますので、修正回数を減らすためにできることとして、「試作品を複数作ること」が挙げられます。
・色合いや線幅を少しずつ変えて
ホットストラップでは、試作品を複数製作する場合でも追加料金はかかりませんので、細かい部分を調整して3パターンの試作品を作っておくことをおすすめしています。
例えば、色合い。「入稿通りの色」「少し濃い色」「少し薄い色」の3パターン作っておくと安心です。
または、線幅。
「入稿通りの線幅」「30%太くした線幅」「50%太くした線幅」の3パターン作っておくと、1つか2つ文字が潰れてしまっている試作品があったとしても焦らず量産に進むことができるでしょう。
・3つほどのデザインで
「社内でデザインに関する意見がまとまらない!」と困った時は、当店までご相談ください。色合いや線幅といった細かい部分でなくても、実はA案・B案・C案といった形で、3つほどのデザインで試作品を作ることが可能です。
実際にデザインを印刷した製品を3つ並べて比べると、画面上のイメージ図では四方八方に分かれていた意見も、まとまりやすくなるでしょう。
4.大ロットの場合は、紐色と紐幅だけでも先に決めておく
特に5000本以上の大ロットの場合、紐の調達だけで1週間ほど時間がかかってしまうことがあります。工場に在庫がない場合、新たに大量の紐を調達しなければならないためです。
そのため、デザインが決まっていない段階でも、紐色と紐幅だけでも先に決定していただくと、デザインの決定に先立って調達ができるので非常に効率的。デザインが決まり次第、すぐに生産を開始することができるので納期の短縮にもつながります。
また、国産伸縮リールなど一部の国産留め具も、大ロットの場合は調達に時間がかかる傾向があります。例えば「国産伸縮リールを1万個」とご注文いただいた場合には留め具の調達だけで2カ月もかかってしまうことがあるのです。
決まっている部分から少しずつでもご共有いただくことで、生産開始までの時間を縮めたり、作り直しのリスクを減らしたりすることができますので、可能な範囲でのご協力をお願いしております。
「これならできそう!」と思われたものが一つでもありましたか?ホットストラップでは、お客様のご希望納期に最大限お応えしたいと考えておりますので、お急ぎの際にもまずはご相談くださいませ。